ネット証券 vs 対面式証券|メリット・デメリットとおすすめタイプを解説

ネット証券と対面式証券の違いを徹底比較!あなたに合う投資スタイルはどっち?

投資を始めるときにまず悩むのが「どこの証券会社を使えばいいのか?」ということです。
近年はスマホやパソコンで簡単に取引できるネット証券が人気ですが、対面式証券にも根強い支持があります。

本記事では、「ネット証券と対面式証券の違いって何?」「自分にはどっちが合っているの?」という疑問にお答えします。
両者のメリット・デメリットを比較しながら、あなたに合った投資スタイルを見つけましょう。

目次

ネット証券とは?手軽で低コストな投資スタイル

ネット証券とは、店舗を持たずインターネット上で取引を行う証券会社のことです。
以下が、代表的なネット証券になります。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 三菱UFJeスマート証券

特徴

口座開設から取引まで、すべてオンラインで完結
スマホやPCがあれば、すべてネット上で完結します。

取引手数料が安い
一度の売買手数料が、無料〜数百円です。

自己判断で投資する必要がある
専門家の助言を得ることができず、自分自身ですべてを判断する必要があります。

向いている人

手数料を安く抑えたい人
手数料を安くすることで、少しの値上がりで売っても、利益が出ます。

スマホやPCに慣れている人
ネットで完結するため、スマホやPCの操作は必須です。

自分で情報収集・判断ができる人
投資や商品に対して、ある程度の知識が必要になります。

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対面式証券とは?プロと一緒に考える安心のサポート型

対面式証券は、店舗に出向いたり電話でやりとりをしながら取引を行う証券会社です。
以下のような証券会社が代表的です。

  • 野村證券
  • 大和証券
  • SMBC日興証券
  • みずほ証券

特徴

営業担当者がつき、投資アドバイスを受けられる
プロの助言を得て、商品選びができます。

店舗での面談や電話対応あり
基本は店舗での対応ですが、場合によっては電話でも対応してくれます。

商品提案や手続きも代行してくれる
自身の運用にあった商品を紹介してくれたり、売買の手続きをすべて行ってくれるため、投資家は営業担当に指示を出すだけです。

向いている人

投資初心者で何から始めたらいいかわからない人
投資を初めた際に、何から手をつけたら良いかがわからない人に、プロの助言は役立ちます。

誰かに相談しながら進めたい人
自分一人の意見で決めることができない場合に、プロに相談しながら商品選びができます。

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ネット証券と対面式証券の違いを5つの視点で比較!

比較項目ネット証券対面式証券
手数料非常に安い(無料の商品も多い)高め(相談料や人件費が反映)
サポート体制基本はオンライン(FAQ、チャット)専属担当者による電話・対面サポート
情報提供自分で情報収集担当者が投資情報や商品を提案
利便性24時間スマホで取引可能営業時間内での対応が中心
取扱商品幅広い選択肢、自由に選べる取り扱い商品が限定されることもある

ネット証券のメリット・デメリット

メリット

手数料が安い
取引コストを抑えることで、売却時の利益が大きくなります。

いつでもどこでも取引可能
24時間スマホやPCで資産管理がで、ネットが使えれば場所を選びません。

情報が豊富
比較サイトやSNS、YouTubeなどで学べる環境が整っており、各社の分析ツールも優秀です。

デメリット

サポートが限定的
商品についてのサポートがなく、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

自分で調べる必要あり
ネットには投資に関する情報が多くあり、情報の良し悪しを判断するには、投資に関する知識が必要です。

誤操作のリスク
注文ミスには注意が必要で、常に確認する意識を持ちましょう。

対面式証券のメリット・デメリット

メリット

プロのアドバイスを受けられる
担当者が金融知識を元に、顧客に商品を提案してくれます。

安心感がある
相談しながら進められるので、初心者でも始めやすく、プロのアドバイスがあるために安心感があります。

総合的な資産相談ができる
税制・相続・保険なども含めたトータルでの相談が可能になり、資産に関しての知識が得やすいです。

デメリット

手数料が高い
人件費・相談料・店舗維持費などが取引コストに反映されるため、手数料がネット証券の数倍になります。

営業目的の商品提案も
自社に有利な商品をすすめられる可能性あり、担当の話を鵜呑みにしないようにしましょう。

時間や場所に制限
店舗まで行く必要があり、店舗が営業している時間しか対応してもらえません。

タイプ別|あなたに合うのはどっち?

ネット証券が向いている人

コスト重視で投資効率を高めたい
時間と場所の制限がなく、手数料を安くしたい人に向いています。

自分で学びながら運用したい
証券会社の従業員から知識を得ることができず、自身で知識を学ぶ必要があり、投資を学ぶ時間が必要になります。

スマホやPCでの操作に慣れている
ネットで完結するため、スマホやPCの操作が苦手な人には向きません。

対面式証券が向いている人

商品選びに不安がある
どの用品を購入して良いかわからない場合や、購入する商品に自身がないときに、プロからアドバイスがもらえる対面式が良いです。

人に相談しながら投資したい
プロにアドバイスをもらいながら、商品選びをすすめられます。

よくある質問(FAQ)

ネット証券は初心者でも使えますか?
はい、最近では初心者向けの画面設計や動画解説も充実しています。
ただし、基本は自己判断が求められるため、少額から始めて徐々に慣れるのがおすすめです。

対面式証券の手数料はどのくらい高いの?
商品によって異なりますが、ネット証券に比べて数倍になることもあり、ネット証券では数百円の手数料が、対面式では数千円になることも珍しくありません。
担当者のサポートやアドバイス料が含まれているため、手数料が高くなることは仕方ありません。

両方を併用するのはアリ?
十分アリです。
最初は対面式で少額から投資をはじめて、投資に慣れてきたと思えるタイミングで、ネット証券に乗り換えるのが有効的な手段になります。

筆者の意見

筆者は最初からネット証券を使っており、対面式を使った経験がありません。
手数料の安さ」でネット証券を選び、少しの利益で売買する可能性が高かったことが理由です。
対面式では、利益が少ないと赤字になる可能性が高く、赤字を防ぐためにネット証券を選びました。
サポートがなく、書籍で勉強しながら投資を始める必要があり、最初は手探り状態でしたが、慣れてくると好きなときに取引設定ができるネット証券のほうが、使い勝手が良いと思えるようになり、今でもネット証券のみで取引しています。
ネット証券を使うことで、手数料が安いのはもちろん、投資に対する知識が増えていき、その知識のおかげでサポートがなくても困らないようになりました。
対面式でサポートを受けても、購入判断は自己責任となり、損をしても証券会社の担当者が責任をとってくれるわけではありません。

まとめ:自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぼう

ネット証券と対面式証券は、それぞれに明確なメリットとデメリットがあります。
大切なのは、「自分がどんな投資スタイルを望んでいるのか」を明確にすることです。

  • 自分で学んで積極的に運用したい → ネット証券
  • 安心感とサポート重視 → 対面式証券
  • 両方の良さを取り入れたい → 併用・ハイブリッド型も検討

証券会社選びは、資産運用の未来を左右する選択ですが、間違っても次の証券会社を選べば良いだけなので、気楽に考えると良いでしょう。
この記事を参考に、じっくり比較して最適なスタートを切りましょう!

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