変動費の見直しは食費から!?無理なく食費を減らす方法は?

毎月の家計で住居費と同程度の割合を占めるものが食費です。

食事は絶対に必要なものであり、これを無くすと人は生きていけません。
そのため、食費を削ることは難しいように思えるかもしれませんが、方法次第で支出を抑えられます。

目次

食費とは

日々の生活の中で、食べ物や飲み物を買うためにかかるお金のことを言います。

食費は生活に欠かすことができないものであり、食べる量を減らしたり栄養のバランスが偏ったりすると、体調を崩す原因になるでしょう。
更に、食べたいものを食べず、質素なものばかり食べ続けると、精神の安定を崩す可能性もあります。
そのため、食費の節約は生活の満足度を下げずに、我慢することなく行いましょう。

食費の内訳

食費を節約するには、食費の内訳を調べる必要があり、そのために家計簿をつけることが絶対条件です。

食費には、主にどのようなものがあるかを解説していきます。

食材・飲料

食材は、料理や食事を作るための材料になる食品のことを指し、飲料とは、飲むための液体のことを言います。
この項目の飲料は、水分補給の飲料のことです。

自炊を行う際に食材が必要となり、自炊を行わない場合は食材の必要はないでしょう。

水分を摂らないと人は3日で死ぬと言われており、水分補給は生命維持に欠かせないものです。
ちなみに、栄養補給がなくて水だけで人は3週間生きられると言われています。

外食

外食とは、自宅ではなく、飲食店やカフェ、レストランなどで食事をとることを指します。

店で注文するだけで食事ができる便利な外食ですが、自炊と比べて3倍以上の支出になります。
外食は自炊と違い手軽なため、自炊の手間をお金で買っているとも考えられるでしょう。

テイクアウト・デリバリー

テイクアウトとは、お店で作られた料理や飲み物を、持ち帰って食べるスタイルのことで、デリバリー(Delivery)とは、お店で作った料理や飲み物を自宅や職場など、指定した場所まで届けてもらうサービスのことです。

テイクアウトは消費性が8%となり、店内飲食の消費税10%より少し安くなります。

コロナ渦で一気に名前を浸透させたデリバリーは、自宅まで配達してもらえる反面、店舗の価格に配達料が上乗せされるため、割高です
Uber Eatsや出前館が有名なデリバリー業者になります。

清涼飲料・おやつ

清涼飲料水とは、主に水に糖分・酸味料・香料などを加えて、さっぱりとした味に仕上げた飲み物のことで、おやつとは、朝食・昼食・夕食の「三食」以外に食べる、間食(かんしょく)のことです。

清涼飲料水にはコーラやスポーツドリンクがあり、ジュースやソフトドリンクとも呼ばれています。
多くの清涼飲料水には糖分が多く、摂りすぎる肥満や虫歯の原因になり、肥満になると成人病リスクが高くなるでしょう。

おやつと聞くとお菓子をイメージするのではないでしょうか?
おやつは間食であり、小腹を満たす目的で摂りますが、摂りすぎると清涼飲料水と同じで虫歯や肥満の原因になります。

見直し

食費の中で、どの項目の支出が多いかを知る必要があり、最初は支出の多い項目から見直し、見直しが実行できると、次に多い項目を見直していきましょう。

節約生活になれていない状態で一気に全ての項目を見直すと、節約が苦痛に思えるようになり止めてしまう可能性が高いので、少しづつ始めていくと長続きします。

食費を節約する基本は、同じ商品を安く買うことです。
定価販売が基本のコンビニから、割引販売のスーパーに代えるだけで、かなりの節約になります。

特にコンビニは美味しそうなものが多くあり、購入意欲が刺激されるため、コンビニには極力近づかないようにしましょう。

食材・飲料

食材を安くするには、旬の食材を使うことです。
旬の食材は栄養価も高く安価に納入できるため、良いところしかありません。
逆に、旬を過ぎた食材は高くなる傾向にあり、栄養価も低くなります。

飲料はまとめ買いすると安くなる場合があります。

食材・飲料はセール期間を狙って購入するのが良く、セール情報は各スーパーのHPのチラシで確認すると良いでしょう。
ただし、安いからと言って買い過ぎには注意する必要があり、更に、安いスーパーに行くために何十分もかけるのは時間単価が悪くなるのでお勧めしません。

外食

外食は自炊に比べて高くなります。
基本は、外食を減らし自炊にするほうが良いですが、時間の関係等で自炊ができない場合のみ、外食を利用する工夫をしましょう。

普段自炊を行わない方にとって自炊のハードルは高いと思いますが、ネットで作りたいもののレシピを簡単に調べることができ、簡単に作れそうなものから作ってみるのも良いと思います。
最初は手頃な冷凍食品を使って作ると、比較的簡単に作れるでしょう。
平日は時間が厳しいと思われるため、休日にまとめて作り置きして、冷蔵庫を活用すると良いです。

外食が絶対ダメなわけではなく、今まで月に4回行っていたぶんを半分に減らするような工夫をすることで生活の満足度を落とさないようにしましょう。
外食する際は、安いからという理由だけで食べたいものを我慢するのではなく、食べたいものを食べることで心の満足感が得られ、節約を続けていくエネルギーにもなります。

テイクアウト・デリバリー

テイクアウトも外食と同じで極力避けるべきですが、生活の満足度を下げない程度に行いましょう。

デリバリーは店内飲食より高くなるため、デリバリーは極力控えるほうが良いです。

清涼飲料・おやつ

清涼飲料水やおやつは、健康のことを考えると止めるべきですが、簡単に止められるものではありません。

完全に止めることで、イライラがつのったりするかもしれませんので、欲しいときに購入するようにして、自宅に常備しないようにすると良いです。
目の前にあると欲しくなるのが人間であり、なければ諦めもつくと思われるため、今の飲食分だけを購入しましょう。

清涼飲料水とおやつは、適度な量を摂ることをおすすめします。

まとめ

コンビニで購入していたものをスーパーで購入するようにして、誘惑の多いコンビニには近づかないようにしてください。

外食・テイクアウトをなるべく止めるようにして、自炊に切り替えましょう。
調理道具を揃えるのに出費が必要ですが、道具は一度購入すると長く使用できるため、初期投資と思って購入してください。

デリバリーを頼む際は個人や家族が食べるときではなく、特別な来客のときだけにしましょう。

節約を意識するあまり、食事の回数を減らしたり、質素なものばかり食べることは止めてください。
たまには、外食や多少の贅沢をして、心を豊かにすることも大事であり、その行為が明日からの節約生活の活力になります。

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